CONCEPT

家づくりの考え方

家づくりには、いくつものやり方があります。私たちが選んできたのは、自社の大工が構造から仕上げまで手を動かす、昔ながらの工務店の仕事です。図面を引く人、木と向き合う人、現場を仕切る人が同じ屋根の下にいるので、打ち合わせで交わした「こうしたい」が、そのまま柱や梁のおさまりに反映されます。

甘南備の地で六十年、私たちは富田林の夏の蒸し暑さと冬の底冷えを、実際に建てた家のその後を見ながら覚えてきました。流行の工法を追うより、この土地で長くもつ家を、無理のない予算で。それが松尾工務店の家づくりの考え方です。

CRAFT

自社の大工が、手を動かす

松尾工務店の大工は、下請けではなく私たちの社員です。現場ごとに職人を寄せ集めるのではなく、いつも同じ顔ぶれが手を動かし、建て、納めます。だから技術やおさまりの判断が家ごとにぶれず、責任の所在もはっきりしています。図面と現場のあいだで「この納まりは変えたほうがいい」と気づいたとき、その場で相談して直せるのは、設計と施工が地続きだからです。木の家は、最後は人の手の丁寧さで決まります。私たちはそこを外注しません。

WOOD

木の癖を読んで活かす

構造材には杉と桧を中心に使います。木は一本ずつ、育った斜面の向きや乾き方で、反りや捩れの癖が違います。私たちはその木癖を見て、曲がろうとする力が家を締める方向になるよう、向きを決めて組みます。機械のプレカットだけに頼らず、要所は木の性質に合わせて仕口を納めるのは、木の動きを何十年も見てきたからです。新築のときの美しさよりも、十年二十年と経ってなお狂いの少ない架構を目指しています。

AFTER

建てたあとが、本番です

家は引き渡しがゴールではありません。木の家は暮らしながら少しずつ落ち着き、季節ごとに建具の動きも変わります。雨樋の詰まり、外壁の傷み、水まわりの入れ替え——数十年のあいだに、必ず手入れが要ります。地元の工務店である私たちは、車で三十分の範囲で家を建てることにこだわってきました。何かあればすぐ伺える距離だからです。当社が四十年ほど前に建てた家の建て替えを、いま次の世代からご相談いただくこともあります。

LET'S TALK

家づくりの相談は、
現場を知る大工へ。

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